2016年1月23日土曜日

『サンダーバード』讃!:第14話〜火星ロケットの危機〜

 今回の~火星ロケットの危機~は、
日本では第14話、本国イギリスでは第6話として放送された
かなり手の込んだ展開で人気があるストーリーです。
実写人形劇とは思えないような、
模型と特撮を駆使した映像の醍醐味を存分に味わうことができます。
私にとっても、子供の時に観た記憶が鮮明に残っているものの一つです。
水中作業艇のサンダーバード4号が大活躍します。



アメリカで造られた火星探査ロケットをイギリスから
打ち上げることになったところから話は始ります。
その火星ロケットを超大型トレーラーで陸送中、
アーリントン橋という大吊り橋が、前日の嵐でダメージを
受けていたためにロケットの過大な重量に持ち堪えられず、
遂に崩落してしまします。
ロケットは乗員を載せたまま、テムズ河の川底に沈んでしまい、
しかもその衝撃で自動発射装置まで作動してしまうのです。

このような状況になると、活躍するサンダーバードの装備は、
小型水中作業船の4号です。勿論、最後は絶体絶命の乗員を
間一髪ではあるものの見事に救出するのです。



このストーリーでは、たまたまイギリスに赴いていたブレインズが、
アーリントン橋の管理室に入り込んで、重要な役回りを演じます。

ちょっと頭のおかしい人を装いながら、ぶつぶつと囁くように、
国際救助隊の本部や隊員達に、情報を伝達するのですが・・・
そのとぼけた演技が(いやいや人形なのですが・・・)、
何ともほのぼのとしたいい味なのです。

人形劇=スーパーマリオネーションという事を超越して、
手作り故の臨場感で本物の迫力と情感を表現しているところが、
この『サンダーバード』の魅力なのです。






















さて、断続的に紹介している昭和40年頃に渋谷駅周辺の
模型(ジオラマ)のカットを、また一つアップしましょう。
東急東横店の屋上の活況も克明に作り込んであるのには本当に恐れ入りました。





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