2015年12月23日水曜日

「サンダーバード」讃!:第6話〜原子炉の危機〜

『サンダーバード』讃!シリーズ、
日本での初回放送順にご案内しています。
今日は、イギリス本国では第14話、
日本では第6話として放送された~原子炉の危機~を紹介します。

この『サンダーバード』シリーズは、1960年代に制作されました。
当時の世界経済は、第2次世界大戦の荒廃からの復興を経て、
世界的に拡大期でした。
1970年に大阪で開催された“万国博覧会(EXPO'70)”
に象徴されるように、人類の発展と未来が、
とても前向きに語られていた時代でした。

その中で、原子力というエネルギー源も、
未来の人類が必ず利用すべき魅力あるものとして、
研究・開発・実用化が進められていました。
ですから、この『サンダーバード』シリーズにも、
原子力をエネルギー源にしたメカが多数登場してきました。

中でもこの回は、原子力プラントそのものを舞台として、
魅力はあるものの管理が極めて難しい原子力というものを、
真正面から捉えようとした作品になっています。

四年前の3月11日の東日本大地震・大津波とそれに伴う
福島の原発事故から、早くも五年が経過しようとしています。
もう40年以上も前のこの作品が、
原子力の持つ扱いの難しさや危険性、そしてそれらのみならず
原子力を取り扱う人間の心の問題を、
既にこの時から問いかけていたような気がします。





尚、この作品で、国際救助隊の人気メカが初登場を果たしています。
サンダーバード4号です。小回りが利く小型潜水作業艇です。
小学生時代に、このTB4号のプラモデルやおもちゃを
お風呂に持ち込んで。よく遊んだものでした。

またこの回では珍しいことに、ペネロープが
TB2号にバージルやゴードンと一緒に乗り込んで、
救助活動に参加するところも見どころです。

・・・シリーズを通じて再三登場する
        未来の消防車の出動シーン・・・


・・・ペネロープも救助活動に参加・・・




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